アクションラーニングでは、「視点を変えた質問」というのが、有効に働きます。

ひと口に「視点を変える」といっても、結構難しいものです。
人は、自分だけのメガネで、物事を見ようとします。自分の価値観で物事を見ようとします。
その枠組みをはずすことで、視点を変えることが出来、また視野も広くなるのです。

以前、聞いた話ですが・・・
銀行では通常、毎朝、支店の行員が集まって「朝礼」をするのが慣わしのようです。ほぼ、始業10分前くらいに店舗の一番奥に位置している「支店長席」あたりで朝礼を行うのが一般的だそうです。

あるとき、ふと考えた支店長さんがいらっしゃいました。
「別の場所で朝礼をやってみよう!」
その場所とは、お客様が日々おいでになるロビー、つまり店舗側ではなく、
お客様の目線で・・・ということで、ロビーで行うことにしたそうです。
逆サイドに立ち位置を変えてみたのです。

そこで、見えてきたものは、
 ・思ったより、店舗内での仕事ぶりが見える
 ・机上の書類の乱雑さが気になる
 ・「顧客名簿」なんていう書類もお客様の目に触れている
などなど、今まで全く気づかなかったことが、見えたそうです。

そうです、つまりは視点を変えてみたところ、改善点が見つかったり、お客様の立場で物事をとらえるきっかきにもなったのです。

私も一方的に物事を見てしまうことがあります。
「視点を変える」ということを常に意識していると、問題だと思っていたことが
違って見えたり、思わぬアイデアが浮かんだりするように思えます。

0

ここのところ、アクションラーニングの研修が続いています。

2日間、某物流会社の研修で「アクションラーニング」のセッションを6回、行ってまいりました。

航空貨物等を扱っていらっしゃる企業様なので、特に通関業務担当の方は、日々、時間との競争のお仕事だそうです。

そんな中で、やはり問題をたくさんかかえている方がほとんどでした。
最初は、初めて会う方も多く、なかなか質問も出ませんが、セッションを重ねていくとだんだん視点も多くなり、活発な場になるのがアクションラーニングの特徴かもしれません。

「問題」というのは、人から見ると割と良く見えたりするものですが、自分が抱えている問題は、自分ではなかなか見えにくいものです。
そこをチームの力、メンバーの脳を借りて、解決していくような感じですね。

普通の会議とは、ちょっと違う雰囲気で進行しますが、全員が参加している・・という状態が最後まで続くので、一つ一つのセッションを意外と覚えていたりします。

今回も
「普段の会議だと、いろいろと意見を言われたり、意見を求められたりするので、身構えて固くなっていたが、自分では信じられないくらい自然に参加していて、その上行動計画まで立てらたのが、すごいと思った」

「問題の本質は、違うところにあるんだよな・・・」

「思いこみすぎていたことが、わかって気持ちが軽くなった」

・・・などの感想がありました。

ただ、この感想の奥には皆さんの「学び」が隠されています。
「学ぶこと」・・・「変わること」でもあると思います。
学びを深めていくことが出来るのが、アクションラーニングのセッションのように思います。

お時間がございましたら、是非一度、セッションを体験してみませんか?
10月31日に体験勉強会を行います。

0

「仕事には、早く慣れましょう」と言われると思うのですが、「慣れてはいけない」こともあるように感じます。

今朝のテレビ番組の中で「葬儀ディレクター」という仕事について、特集されていました。
そこの葬儀会社の社長さんいわく、「同業で何年も仕事をしてきた人は、絶対に採用しない」とおっしゃっていました。
つまり「慣れすぎている」と・・・

慣れすぎていると、仕事が雑になったり、どうしても自分の価値感で仕事を進めてしまう・・・とおっしゃっていました。

確かに、その通りかもしれません。
特に「葬儀」というのは、当事者(お客様)にとっては1回きりのことですが、葬儀会社にとっては、日々の仕事です。そんな時、慣れすぎている・・・という
のは、細かいところへの心配り、気配りがおろそかになってしまうように感じます。どれだけ、(この場合)ご遺族の立場になって考えることができるの
か・・・に尽きるのかもしれません。

しかし、良く考えてみるとどんな仕事も同じことが言えるのではないでしょうか。
仕事に慣れなくてはいけないのですが、慣れすぎることなく常に新しい視点や「これでいいかな?」と自問自答することを心がけなくてはいけないと思います。

弊社のような仕事も同じことが言えます。
相手の企業様にとって、より良い研修、役に立つ研修はどのようなものか・・・ということを常に考え、ご相談し、仕事を進めなくてはなりません。

仕事に慣れる・・・というのは、その「やり方」に慣れるのであって、決して「考え方」に慣れてはいけないのだと思います。

0