こんにちは! 上野昭代でございます。

先日、NHKの「プロフェッショナル」という番組で、菓子メーカーの佐藤社長(NHKなので社名は出していませんでしたが、株式会社湖池屋ですね!)と小学生の子ども達との商品開発の取り組みについての内容が放送されていました。
目的は、夏休み1か月をかけて、新しいポテトチップスの味とそのパッケージを開発し、「ヒット商品を作る」というもの。最初、60名いた子ども達が、最終的には8名に絞られ、それも2チームに分かれての商品開発。佐藤社長が講師となって、社員にも協力してもらいながら、でも、子ども達に主導権がある・・・この子ども達にとっては、とてつもなく成長した夏休みになったと思います。

佐藤社長が再三、伝えていたのは「自分の心に嘘をつかない」ということ。本当に心の底から自分で良い物だと思い、熱く語れるか・・・つまり熱量があるか・・・ということ。

今は、とにかく情報が溢れ返っている中で、子ども達も最初はその「情報」に翻弄されていました。
クラスの友人にアンケートをとって「どんな味が好きか?」などと聞いてみたりして「だから、この味を考えました」などとプレゼンをすると、すかさず、佐藤社長から「それは、あなたが本当に好きな味ではないよね」と突っ込まれる。どうしたら良いのか、わからなくなる子ども達。でも、「自分の心に嘘をつかない」ことを真ん中に置いて、考え抜く夏休みだったのだと思います。

最終的にプレゼンを経て8名が会長、社長、役員、社員のいる前でプレゼンを行い審査を経て、2つの案が採用されました。その2つの案を商品化するために、4名のチームで挑む「チーム戦」となっていくのです。ここからが、子ども達にとって試練のときだったように感じます。
採用された子の案をいかに「商品」としていくのか? その子の思い、熱い熱量をどうやって商品に乗せていくと良いのか?・・・本当に考えに考えて、議論して、自分の思いを勇気を出して伝え、一つの目標に向かってひたすらチームで挑む姿は、小学校5、6年の域を越えているように感じました。

見ていると「だれか一人がリーダーになっている訳ではない」のです。一人一人の子どもが、それぞれの考えを述べ合い、自分たちで最も納得することを見つけ、最終目的の「ヒットする商品」を考え続けていました。最近、話題になっている「ティール組織」を体現しているような感じを受けました。全員でその課題に挑む姿は、見ている私にも熱く伝わって来ました。

最終結果として、元気の出る豚汁味のチップス「ファイとん」とココナッツ味のチップス「秘密の宝箱」が完成しました。これが本当に商品として、売り出されると良いのに!と思ったほどです。食べてみたい!と思わせる商品に仕上がっていました。
佐藤社長が、最後に「心が動くって、すごい大事なこと。人間は機械ではない。感情がある。感情を動かせる仕事って、大変素晴らしいね」と子ども達に語りかけている言葉が印象的でした。

研修も感情を動かせる仕事だと思っています。そのことを忘れずに、私も仕事をしていきたいと思った1時間でした。

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