「考える」が出来ず単に悩んでしまう人が意外と多い。
頭の中だけでいじくり回して、うんうん唸っているけれど、実は考えているようで考えているのではなくて「悩んで」るだけ。同じ場所をぐるぐる回っているばかり。そういうこと、ありますよね。
ではどうしたら考えられるのか?必要なのは実はものすごく単純な「アクション」です。それは、、、
①自分に問いかける
②思いついた答えを書き出す
この繰り返し。
質問には思考を起動する力があります。人は問いかけられると自動的に考える。そういう風に出来ています。
ただし、これを頭の中だけでやらないことが大事。問いかけに対して思い浮かんだ言葉を、頭の外に出すこと。すると思考が目に見えるようになる。目に見えると、そこからまた問いが生まれ、思考が進む。
これをやらず頭の中だけで「考えて」いると、目に見えないから堂々巡りになってしまいます。
もう一つのポイントは「いかに問いかけるか=質問力」。
「さぁ、どうしよう?」だけでは誰も答えられないですよね。それがたとえ自分自身が相手でも。
この質問力の鍵は「知らない人に道を訊くように質問する」こと。
今どんな状況か?何がハードルか?そして何がしたいのか?そこで大事なのは「意図」です。「意図を持って」自分自身に問いかけることが大事。自分は今この状況をどうしたいのか?それを明らかにしながら自分に質問することです。
さらにもう一つ。「質問」は自分で考える時だけでなく、誰かに質問することで他者の思考も引き出すことが出来る道具です。
「さぁ考えろ」と言ったところで、人の頭を開いて強制的に「考えさせる」ことは出来ないですよね。でも、問いかけられることで人は自然と考える。考え始めてしまうんです。
だから、質問が思考を起動する。
人材育成でもマネジメントでも、質問する力は不可欠なスキルであり知恵です。