初めてマネージャーなど管理職になる時って嬉しいのですが、ちょっと不安も持ち合わせていると思います。
新しいメンバーとどのように接していけばいいのか? 悩みますよね。

今回は、そんな新任マネージャーの方に私が考える4つのポイントをお伝えいたします!

胸襟を開いて話をしていくことが必要

まずは、マネージャー自身から胸襟を開いて話をしていくことが必要だと思います。

特に、それまでの自分自身の自慢や成果を出したことを話すのではなく、

「こんなことで困ったことがあった」
「こんな失敗もしたことがある」
「このような点が、弱いのでぜひ助けてほしい」
「こんなチームを作っていきたいと思うけれど、どうだろうか?」

と言ったことを最初に1on1でもチーム全体に対してでも良いので、きちんと時間を取って話をする機会を設けることが大切だと思います。

最初のうちは「情報共有」が重要

特に最初のうちは「情報共有」も重要だと思います。

メンバーから仕事の進め方・状況・これまでの「経緯」などを「教えてもらう」という気持ちで話を聴くことが大切ですね。
前任者からの引き継ぎは受けていたとしても、詳細な現場の情報まではなかなか、引き継がれないこと多いと思います。

自分からメンバーの中に入る・近づいていって、情報をもらいに行くことがとても必要なことだと私は思います。

新任マネージャーの心得

とかく、新任マネージャーは(当然ですが)、とても張り切って仕事に臨むと思います。

とても良いことですし、そうでなくてはならないと思うのですが、張り切りすぎて周りが見えなくなると「空回り」になります。

また、そのような「無用な張り切り」が、チームメンバーが悪い意味で「アンチマネージャー」として結束してしまうことも起こります。

生々しいところでは、男性の新任マネージャーの場合、女性メンバーに嫌われないようにすることも大事です。
時として全く協力してもらえなくなることもあります。

他にも例えば、「特定の人ばかりに仕事を依頼する、あるいは声を掛ける」などがあると、メンバーは敏感に察知します。

「チームメンバーには公平に仕事を依頼する」「満遍なく声をかける」といったことも心得として頭の片隅に入れておいていただけると良いと思います。

最初が肝心

全ての面で「最初が肝心」です。

冒頭にも書きましたが、自分から胸襟を開く、そして自分から情報をもらいに行く・・・つまり一番最初の「関係性」を築くことをまずは、注力してください。

そこを失敗すると、挽回するのになかなかの時間を要することにになります。その間、メンバーの協力を得るのが難しくなります。この点は意外と難しいものなのです。そして、このようなケースは少なくないのです。

マネージャーが一人で頑張ってみたところで、たかが知れています。やはり、メンバーの協力がなければ、マネージャーはチームの成果を上げることはできないのです。この点、ぜひ肝に命じていただければ幸いです。

この4点に注意していただき、ぜひ、チームメンバーと共に最高の成果を上げるマネージャーになっていただきたいと思います。

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中小企業の社長(経営者)の方から、よく「社員との面談に時間を取られてね〜〜」などというお話をよく聞きます。でも、意味もなくやっても時間の無駄のように思います。

中小企業の社長が、社員との面談を実施すべき理由は何でしょうか?
社長が社員に対して「聞く耳を持たない」場合、面談を実施する意味はあるのでしょうか?

私はこのような面談は、ただただ時間の無駄になってしまうように感じます。

でも、きちんと意味を持たせた上であるなら、中小企業では是非「社長面談」を定期的にやった方が良いと私は思っています。

理由1.働きやすい職場作りのため

中小企業では社長と社員の距離感がいろんな意味で近いですよね。近いからこそ「お互いにものを言う相手がいない」と思うのです。

「会社を良くしたい」「会社を良くしよう」と思うのであれば、社員がどんなことを思い、どんな気持ちで仕事をしているのか?・・・ということを社長は聞かなければいけないと思います。

「会社を良くする」=社員が働きやすい職場にする
→生産性・ロイヤリティ・モチベーションが上がる
→ハイパフォーマンスな組織に

・・・ということに、やがてはつながっていくと考えます。

中小企業は、一人一人の社員の影響が大きいからこそ、社員にとって働きやすいことが、会社としての業績に直結していくと思います。

理由2.信頼関係を築くため

社長って、なかなか本当のことを言えない、言わないことが多いですよね。
良いことにつけ、悪いことにつけ、社員には「アレはいえない」「コレも言えないな」ということが多いように思います。

でも「社長と一緒に頑張ろう」と社員に思ってもらうには(思わせるには)、胸襟を開いて本音をきちんと話すことがとても大事だと私は思っています。
例えば、悩み・困りごと・弱みをむしろちゃんと社員にも見せていくことが、信頼関係につながっていくと確信します。

業績が悪い時など、なかなか本当のことが言えないこともありますが、社員はなんとなくわかるものです。
その時に、社長も勇気を出して「少し本音を見せる」ことで、社員の気持ちも変わっていくのではないでしょうか?

是非、信頼関係を築くことを目指して欲しいと思います。

理由3.現場・顧客を知るため

中小企業の経営者は、現場で起きていること、顧客の生の声を「肌感覚」でつかむことが必要です。
なぜなら、そこに視点を置くと、事業の見通し、新しいアイディア、リスクを察知することに繋がるからです。

社員にとっては「当たり前のこと」でも、社長が知ると、感じることが違うことがあります。それは、視点の高さが違うからですね。
現場が持っている情報・感覚と、社長の視点が合わさることで、素早い判断・行動につながることが多いと感じます。

それには、やはり社長面談等を通じて、信頼関係を築き、組織内での「情報の流通」を良くしておくことが重要だと思います。

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現在の企業の状況として「なかなか人が採用できない」と言うフェーズに入ってきていますよね。

特に中小企業では、採用広告を出しても出しても「人が採用できない」。あるいは「応募はあるのだが、採用するレベルに達していない」と言うことが多いように感じます。

では、せっかく・やっと採用できた「新入社員」。どのように育成していくべきでしょうか?

多分、何もせずにそのまま放置していると、すぐにやめてしまったり、なかなか成長しない社員になってしまう可能性があります。人が採用できない時だからこそ「新入社員」そして「今、いる社員」の育成がとても重要だと私は思っています。

では、そんな新入社員の育成にこれだけはやるべきこと・・・は、どんなことがあるでしょうか?

よく「どんな観点で、人材を(特に新入社員を)育成していけばいいのか?」とご質問を受けます。
もちろん、既存社員の育成も同じようなことが言えるかもしれませんが、私は以下の点が大事なのではないかと、思っています。

論理的な思考法

いわゆる「ロジカルシンキング」で言う「テクニカルな方法論」も重要ですが、その前に!

まず「筋道立てて物事を考える、とはどいうことか?」という、ごくごく基本的な「考え方」を身につけるべきだと思います。

そうした「論理的な考え方」を「知る」ところから始まって、最終的には「習慣」になるまで、継続していくことが何より重要だと思います。

そのためには日々、「論理的な思考法」を意識をして、常に何か「考える」場面が来た時には「筋道を立てて考えること」を習慣づけることが必要です。
そして、周りの先輩・上司もそのように思考できるように「質問をする」「フィードバックをする」というサポートが大切です。

ビジネスの現場では、目的は何? 誰が? 時間は? お金はいくら?に加えて、「だから何?」「なぜそうなの?」がとても重要だといつも思っています。

コミュニケーション

基礎の基礎の「意思疎通」の仕方を伝えていくことは、これも是非、育成すべき点だと思います。

「きちんと意味を理解して受け止める」
「意味が伝わるように伝える」

この2つは特におろそかにしてはならない点であると私は思い、研修等では常にお伝えしています。

また「コミュニケーションの方法」は、今はとても多くの選択肢があります。対面もあれば、チャットもあります。
色々なコミュニケーション方法が実際に使われている中、形式的にならずに、本質的に「意味をきちんとやり取りすること」。

この点を強化していくことが求められていると感じます。

学び方

これは、新入社員のみならず「人が一生、継続しなくてはならないこと」だと私は考えます。

知識を得る「勉強方法」ではなく(もちろん、これも大事です!)それ以上に、経験を通じて自分自身を変化させる「学び方」が何より大切です。

これは「一生を幸せに過ごすために」という大きな目的にもつながっていると私は思います。

ではこの点、新入社員にどのように伝えていけば良いのでしょうか?

それは、

挑戦→失敗→受容→教訓→変容

・・・この繰り返しだと思います。

そして、周囲としては、

挑戦・失敗できる安全性→その後のケア

・・・この点をおろそかにせず、社内全体で共有することが絶対的に必要です。

このような環境の中で「学びのプロセス」を実際に経験することで「学び方」そのものを学ぶことが出来る・・・(これは、新入社員に限ったことではないと、私は確信していますが!)この点も常に意識していくことが大切だと思います。

以上の3点を是非、育成プランに入れていただけると良いと思います。

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管理職・上司になって部下が出来ると、部下に対して「フィードバック」をする必要が出てきますね。多くのマネージャーが、「いかに適切なフィードバックをするか」に頭を悩ませているように思います。

確かに「フィードバック」は、上司も試されていると言えます。きちんと見ていないと的確に伝えることができませんし、見えていないフィードバックは受取り手が「?」となってしまい不信感を抱かれる場合もあります。

「フィードバック」は、上司の大変重要な仕事の一つだと私は思います。

ではどんな風に「フィードバック」をすれば良いでしょうか?

フィードバックは「注意」ではない

まず大前提として、フィードバックは「注意」とは異なります。「フィードバック=注意」と勘違いしている方がたまにいらっしゃいますが、そこを間違えないようにする必要があります。

「部下が失敗したとき」は、フィードバックしたくなるものですし、上司としては経験もあり伝えたいことも出てきます。ある意味、部下が失敗したり、うまくいかなかった時は、フィードバックチャンスであり、部下が成長するチャンスでもあります

だからこそ、「悪いところを指摘するだけ」「〜〜〜がダメなんだよ」と言った「良くないフィードバック」にならないように気をつけてください。

これでは、部下が萎縮していってしまい、同時にモチベーションも下がってしまします。

部下も失敗したい訳ではないのですから、特にプロセスを振り返ることを手助けし、次に繋がるフィードバックをすべきだと思います。

フィードバックの「伝え方」

フィードバックは部下の成長を願ってするもので、上司から部下への意見の伝達の意味も含まれます。

プラスのフィードバック(肯定的に褒める)とマイナスのフィードバック(改善点を指摘する)の両方がありますが、「プラスを2つ・マイナスを2つ」のようにバランスを取ったフィードバックがとても良いと思います。

どうしても改善点のみをフィードバックしがちですが、そこは意識的に「プラスのフィードバック」を入れることが大切です。

また、プラスのフィードバックをするときには、単に褒めるだけでなく、きちんと理由付けをすることも大切です。理由付けがなく、「上司の感覚だけ」だと部下は何が良かったのかわからないことがあります。

そして、フィードバックは「行動」に焦点を当てます。

荒っぽい言葉を使わない、あくまでも行動に対して、正直にかつ直接的に行うことを上司は心がけなくてはなりません。

フィードバックの「大きさ」

一口に「フィードバック」と言っても、さまざまな「大きさ」があります。

小さいフィードバック:日常的に、気付いたタイミングで細かく伝えるフィードバック

「小さいフィードバック」は日常的な細かいものですね。良いことも、改善すべきことも気づいたタイミングで、行うことをお勧めします。

それには、上司も部下の仕事ぶりを良くみていないと気づくことができません。上司は、日頃から部下の仕事の「全体像」を見る癖をつけると良いと思います。

大きいフィードバック:失敗した・改善するべきときなどにしっかりと伝えるフィードバック

それに対して「大きいフィードバック」では、「日常とは別にフィードバックの時間を取る」ことが良いと思います。

これを軽く済ませてしまうと「失敗しても、大したことないんだ」と伝わってしまう可能性もあります。このフィードバックは「大きいぞ」ということが伝わるように、時間を取り、場所も考えて行うと良いと思います。

そして、大きいフィードバックは、一方通行ではなく「双方向のやりとり」で行うことが望ましいと考えます。部下の思いもよく聞いてあげることも必要です。

コミュニケーションをとりつつ、上司から一方的な話にならないようにするのがコツです。また、なるべくリアルタイムでの対話が一番望ましいと思います。(メールなどではなく)

しっかりとフィードバックする際(大きなフィードバック)は、そのための時間を取って、1対1の対面で行うことがポイントです。

フィードバックの「タイミング」

失敗したとき/良いところが目についたときには、必ずフィードバックをしましょう。

特に「良いところ」を見つけてフィードバックするのには、エネルギーが必要です。
どうしても改善点に視点がいきがちですが、良いところが見られたら、ぜひ、フィードバックをしてください。

フィードバックをするのが、「人の前が良いか? or 人がいない所が良いか?」は、ケースバイケースだと思います。
あくまで一例ですが…

人の前が良いとき:個人よりはチームについて、たとえばチームの成果を褒めるとき、など
人がいない所が良い:個人の改善点を伝えるとき、個人を褒める場合も1対1の方が伝わりやすい

私自身は、経験上このようにするのが良いのではと考えています。

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中小企業の経営者(社長)から、面談の時に「聞くべき質問は?」と良く聞かれます。みなさん、どんな話題が良いのか迷われているようですね。

よくあるのが、開口一番「最近、どう?」と聞いてしまう方が多いようですが、それでは何も相手から引き出すことができません。

中小企業は社長と社員の距離が近いことが多いですよね。それなのに「最近、どう?」と聞いてしまうと「なんだ・・・私の仕事ぶり、、見てくれていないのか」となる可能性もあります。

逆に細かいことばかり言いすぎて「マイクロマネジメント」も避けた方が良いでしょう。

社長との面談は「視点を少し高く、大きな方向性・話題」を扱った方が良いと思います。では、具体的にどのような話題が良いのでしょうか?

《話題1》面談する社員の仕事ぶり

まずは、「ここは見ていたよ。」から入るというのはどうでしょうか。

つまり「存在の承認」になるようにすることですね。

「きちんとあなたの仕事ぶりを見ているよ、認めているよ」ということが伝わるような具体的な話題で面談をスタートさせましょう。

ましてや、最初に「ダメ出し」にはしない!

「あの仕事でのこういう行動が良かった」というように具体的に話をすることで、まず、社員の仕事ぶりを認めることが肝心です。

《話題2》会社や仕事を良くするアイディア

お互いにリラックスしてきたら「うちの会社がもっとよくなるためにはどうしたらいいと思う?」などと聞いてみることも良いと思います。意外と社員の方も良いアイディアを持っているものです。

今の時代、中小企業は「柔軟に変化していくことが重要」です。そのためには社長が前向きに「社員と一緒に考えていく姿勢」を示すことが大事だと思います。

そして、大切なことは「聞いた以上は、出来ることから変えていくこと」ですね。

もちろん全部は出来るわけではないし「会社のためになることでないといけない」ということをきちんと伝えた上で、出来ることから速やかに変えていくことが、社員のモチベーションにも繋がると思います。

「何でも要望が通るわけではない」ということは、社員もそれくらいは分かっているものです。

社員が言い出さない・不満に思うのは「どうせ社長に言っても無駄」という状態を作ってしまっているように思います。

《話題3》社長自身が今何を考え、何をしているのか

社員には社長の動きが見えにくいものです。「いつも、いないよな〜」「どこで、何してんだろう?」と社員は思っています。

といって、社員と同じ動き方をしている社長にも困りモノですよね。ただ、社員から見ると「社長ってなにしてるんだろう」と思いやすいのです。

日頃、会社に対して不満があったりすると、そこをネガティブに捉えやすくなります。

「どういうことを、なぜやっているのか」を社員にも伝えていくことが必要だと思います。

その中で、社長の考え・アイディアなどを社員に問いかけてみたり、相談してみることも時には重要だと私は思います。

《+1ポイント》改善点のフィードバックは最後

面談の中で改善点について、もしどうしても伝えるなら「次はもっとこうすると良いと思う」という伝え方で、最後に話すのはどうでしょうか?

しかも「単なるダメ出しになってしまわないように」することが大切です。
ちゃんと最初の「承認」があった上で「改善」に向けての話をしていくようにしましょう。

逆に質問をしてみることも良いと思います。

「次回に向けて改善したいところはあるかな?」というように、社員の考えを引き出すようにすることも必要です。
社長が「こうすべきだ」と上から言ってしまうことのないように、あくまでも社員の考えを「待つ」ことも重要です。

お読みになってお分かりになるかと思いますが、社長は常に社員のことを「よく見ていること」、社内の様子をよく「観察していること」が、とても大切だと私は思います。

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最近は、若手の部下や後輩と「食事に行く」「飲みに行く」と言うことに関して、とても神経を使っている上司の方が多いように感じます。

「どんな言葉で誘うといいですか?」ということを質問されることもあるのですが、そのような「テクニックの問題ではない」と私は思います。

なぜなら、そもそもの前提として「人間関係がうまく構築できていない」から嫌がられるのだと思うからです。

そこは、職場の関係があっても、人間同士の「人間関係」と理解すべきだと思いますし、「役職」と「立場」だけの関係で考えていると難しくなるように思います。

では、「上司と飲みに行くのは、意外と楽しいな!」と思ってもらうのには、どうしたらいいのでしょうか?

素直なコミュニケーションが大事

わざとお互いに距離感を作る必要などありません。ベテラン上司も、若い人の情報や考え方も知るべきだと私は思います。

「昔は・・・」とか「ずっと、うちの会社では・・・」などと言うことばかり言っていると、なかなか良い人間関係も構築できないように感じます。
もっと、普通に構えずに素直になって「コミュニケーションを取りたいんだ!」と言う姿勢や思いを伝えることが肝心だと思います。

昔の話ばかりしていると「昔はそうだったかもしれないけど今は、違うよ」と思う若手も多いはずです。
もちろん、その会社の歴史を知ることは大事ですし、創業当時のことを知ることも大事です。でもそれは理念やビジョンで表されていると思います。

上司が個人的な感覚で「昔のこと」を踏襲する必要はなくてもいいのでは、ないでしょうか。

コミュニケーションをしたいと思える人か

大事なことは、若い人が誘われた時に「この人の話を聞きたいな」「面白そうだな」「ちょっとタメになるような話をいつもしてくれているしな」と思われるような人かどうか?と言うことです。

一緒に飲みに行って「過去の武勇伝ばかり語る」「いつも同じことばかり話す」となっている人には、誰も寄り付きません。誰もそんな話は聞きたくないですよね。(1度だけならいいけど!)

でも、意外と多いのです。このような上司が。
それでも「昔は黙って聞いていたものだ」と思うかもしれません。でも、その上司の方が逆に「そのような話ばかりされる飲み会は面白かったな〜〜」と思えるのでしょうか?

人としての関係を作ることが大事

では、気軽に飲み会に誘える環境というのはどのような感じでしょうか?

あまりにも当たり前のことかもしれませんが、やはり私は日頃からごく当たり前にコミュニケーションをこまめに取ることが重要だと考えています。

しかし、その「当たり前」が出来ていないベテラン上司が、実はかなり多いように感じます。

上司・部下という「立場ありきの関係」だけではなく、「人としての関係」を作ることに注力していくことが、上司の役割だと思いますし、そのことが自然なコミュニケーションにつながっていくと思います。

一人の「人間」としての魅力と関係性を作れるかどうか・・・これが1番大事なように思います。

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最近は「きちんと研修を実施する」中小企業が増えてきていますね。とても良いことだと思います。

初めて研修を実施する場合、どうすれば良いか分からないから、「まずは外部の研修会社などに頼んでみる」と言う方法も良いかと思います。

しかし、外部に研修を委託する際に、ただ「丸投げ」になってしまうと、研修そのものが無駄になる可能性もあります。
「丸投げ」は楽ですが、やはり会社としての育成方針をしっかりと決めてから、外部に研修をお願いするのがベストです。

今回は、そうした「外部に研修を依頼する」際のポイントをまとめてみたいと思います。

なにはともあれ、まず気軽に相談を!

一口に「研修を外部委託する」と言っても、

「具体的な研修テーマがあって依頼したい場合」
「研修対象者や問題意識だけがあって、具体的な研修テーマが未定の場合」

等々、いろいろなケースがあると思います。

どんな状態であっても研修会社や講師はほとんどの場合、対応ができます。(もちろん時には、対応できない・・と言われる場合もあるかもしれませんが)

とにかく、最初は気軽に相談して行くのが1番良いと思います。

やりたい研修がある程度、決まっている場合

この場合、まず大前提として

・研修テーマはなにか?
・どういう課題感があるのか?
・予算感はどれくらいなのか?
・研修対象者は誰なのか?

と言った点は、最低限考えておく必要があります。

また、研修会社が用意した既存パッケージの研修が良いのか?それとも、自社用にオリジナルコンテンツをお願いするのか?という点も検討が必要です。

既存コンテンツは比較的安価で実施できる反面、最大公約数的な内容のため、自社の状況からはズレが生じることもあります。オリジナルコンテンツを作成してもらえばその点はクリアしますが、コストは高くなりますので、必要性とバランスから検討しましょう。

この辺りは、研修会社の方が慣れていると思いますので、変に駆け引きはせず正直に予算感と希望を話してみると良いと思います。

そして、1番大切なことは「会社としての人材育成の考え方・方針」が明確になっているかどうか?です。

この大方針がきちんと考えられていない状況でスポット的に研修を行っても「対処療法的」になってしまいます。つまり、お金と時間が無駄になるケースが多いです。

場合によっては、これらの点(人材育成の大方針など)を含めて相談をしていっても構わないと考えます。

こんな研修会社・研修講師が良い!

これは「ヒアリングをきちんとしてくれるところ」が、圧倒的に良いですね。
そして、まるで同じ会社の人のように「親身になって考えてくれるところ」に依頼するのが、ベストです。

そんなところ、あるかしら? 会ってみてわかるかしら? と思われるかもしれません。

でも、何社か来てもらって話をしていくうちにだんだんわかってきて「ここの研修会社にお願いしよう」「この講師にお願いしたいな」と言うことがはっきりしてきます。
研修会社、あるいは講師との相性もありますので、ここはじっくりと話して決めていくことが重要です。

そして、単なる「外部業者」と言う考え方ではなく、「一緒に組織を良くして行こう!」と思ってくれる、研修会社や講師を見つけていくことがとても大切だと私は思います。

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近年、企業における仕事の仕方が、ますます変化しているように感じます。

私は、これからの時代は、

「様々なタイプの個性が集まってチームで仕事をしていく・成果を出していく」

という仕事の仕方になっていくと思います。

そんな時、どんなタイプの人がチームにいると結果を出し、生産性を上げるチームになれるのでしょうか?
今回はそんなことを考えてみました。

チームに必要な「4つのタイプ」

私は、チームで仕事をしていく上で、以下の「4つのタイプ」の人が必要だと考えています。

①ビジョンメイカー
②実務家
③大将
④クリエイター

①ビジョンメイカー:ビジョン、指針、プランを描く人
これは、単に壮大なビジョンを描くだけではなく、それを「理論的」に考える力を持って推進する人。

②実務家:描かれたビジョンを確実に、着実に実行する人
ビジョンを実現していくための計画を立てて、行動する力のある人。

③大将:人をまとめていく人
人を巻き込み、モチベートし、コミュニケーションを取って、人の「集まり」を「組織」にする力のある人。

④クリエイター:クリエイティブにアイディアを出す人
直感的な発想や、枠に囚われないクリエイティビティを発揮する力のある人。

このような4タイプの人がチームにいることが、ミニマム条件かと思います。

「4つの役割」をチーム内で機能させる

スタートアップなど、まだチームが小さいときには、メンバーに4タイプがいないことも多くあります。

しかし、チームでの仕事を進めるには、この「4つの役割」が全て必要です。
「ビジョンメイカー」と「クリエイター」だけいて、「実務家」と「大将」がいなければ、クリエイティブなビジョンだけあっても実現されず、チームはバラバラになってしまいます。

人数が少ない場合には、1人の人が複数の役割を果たしていくことになります。
例えば、ビジョンメイカータイプの人が実務家を兼ねる。クリエイタータイプの人が、実務家を兼ねる。大将がクリエイターを兼ねる。・・・などですね。

ところがこういう場合、「ビジョンメイカー兼実務家」だったはずが「ついついビジョンメイカーだけ」になってしまう。。ということが往々にして起きてきます。
元々の適性などもあり、複数の役割を果たすはずが、一つの役割しか果たさなくなってしまうパターンです。

大切なのは、意識的に「4つの役割を4つとも、きちんとチーム内で機能させる」ことだと思います。
「4つのタイプ」それぞれを、きちんと別々の役割として認識し、それぞれの役割を果たす必要があります。

そう考えると、本来は「4タイプ」の人がそれぞれチームに存在していた方が、機能しやすいと思います。

チームの成長と変化

チームの成長段階を考えると、初期は「同じようなタイプが多くなってしまい偏っている」というケースもよく見られます。

こうしたチームは、成長していく過程で「4タイプ」それぞれを果たす人が入ってくることが望ましいですね。また、それまでは1人の人が複数の役割を果たしていく必要が生じます。

また、メンバーが「同じタイプの人の方が仕事がやりやすい」と感じることも起きやすいと思います。同じタイプの人は、考え方や感じ方が近くストレスが少ないので、放っておくと「同タイプの人ばかりで仕事をしてしまう」というリスクです。

しかし、先程も書きましたが、チームでの仕事を進めるには「4つの役割」が全て必要です。
それぞれ違った役割を持ったタイプの人がチームに必要なことを「全員が認識していること」が、とても重要なことですね。

4タイプの人が、明確に役割を果たして力を合わせることができると、そのチームは急成長するように思います。

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人手不足が深刻になってきている現在、採用募集をして応募してきた方をすぐにでも採用したい!と思う気持ちは、山々だと思いますが、採用にはぜひ、慎重になってほしいと思います。

では、採用面接で人柄を見る時、どんな点を見て、どんな質問をすると良いのでしょうか?

私は「素直さ」「情報キャッチ力」「やり抜く力」の3つは必ず見るべきだと思っています。

ポイント1.素直さ

まず「素直さ」とはなんでしょう・・・?

改めて考えると、一言で言い表すのは難しいですよね。

私は、素直さとは「自分がそれまで経験したり考えてきていたことと違っていても、一旦、受け入れることが出来る」ということだと思います。

ではなぜ、大事なのでしょうか?

人の成長は「行動が変わること」だと思います。「今の自分と違うものを受け入れられない」ということは「変われない」ということになります。
つまり、行動を変えることが出来ないわけですね。「変えられない」ということは、同時に「学びが起きない」ということにも繋がります。

「素直さが大事」というのは、決して「考えを持たずに人のいいなりになる」ということではなく、「自分の考えはきちんと持ちつつ、違う考え方や意見も一旦、自分の中に通して考えることができる」ということですね。

「素直さ」を見極めるための質問としては、

「影響を受けた人は?」
「考えが、ガラッと変わった経験はありますか?」

というような質問をして、その結果として何があったのか?それがどのようなことなのか?・・・を私は、聞いていっています。

ポイント2.情報キャッチ力

次に「情報キャッチ力」とはどういうことでしょう・・・?

情報が溢れている現代において、実はこれ、意外と難しいと思います。あまりに多くの情報が流れていく中では、きちんとアンテナを張っていないと、情報をキャッチできません。

この情報量の多さの中で、「周りで起きていることに関心を持って気づく感度 × 視点を変えて物事を見る幅広さ」が情報のキャッチ力かな・・と思っています。

ではなぜ、大事なのでしょうか?

何も気にしていないと当然のことながら情報は入ってきません。大量の情報が流れていってしまうだけです。

でも、キャッチ力のある人は、情報を受け取る量が絶対的に変わります。ということは、たくさん受け取った情報の中から取捨選択が出来る様になります。つまり質の良い情報をキャッチすることが出来る様になります。

同時にそれは、学ぶ機会を多くしていると思います。情報のキャッチ力が低い人は、あらゆる意味で機会が少なくなって行きますよね。

「情報キャッチ力」を見極めるための質問としては

「今日、何か面白いことあった?」
「今、どんな本を読んでいるの?」
「最近、観た映画は?お芝居は?」

と言った点を聞くことで、おおよその情報のキャッチ力が見えてくると思います。

ポイント3.やり抜く力

最後の「やり抜く力」とは、粘り強く一つのことを最後までやり通す能力、そして努力することが出来る能力のことです。

「GRIT」などとも呼ばれ、近年ビジネスパーソンに必須の力として注目されていますね。書籍もベストセラーになりました。(アンジェラ・ダックワース『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』 ダイヤモンド社、2016年)

では「やり抜く力」は、なぜ大事なのでしょうか?

私は、「やり抜く力」というのは、能力を向上させていくことに絶対的に必要な資質だと思っています。

仕事は、何と言っても粘り強く取り組むことが求められます。そして結果を出していかなくてはなりません。つまりこのやり抜く力は、その結果を出すためにも必要な資質だと思います。

ちなみに、以前、読んだ「GRIT」の書籍には、

能力=素質×努力
成果=能力×努力
ゆえに
成果=素質×努力×努力=素質×努力の2乗

と記されていました。

「素質」とはその人が元々持っていた適性のようなもの。それも成果には影響する。けれど、「努力」の方が圧倒的に(2乗で)成果をもたらす。ということだそうです。本当にその通りだなと思います。

「やり抜く力」を見極める質問としては、「実際にやり抜いたこと」の経験を聞くと良いと思います。前述の書籍では、

「年単位で継続した活動が複数はあるかどうか?」

という点を聞くべきとしていました。複数のことを年単位でやり抜く・・・これは大事な要素だと思っています。
特に私自身は、「3年以上継続している活動がある」というのが、大きなポイントになるかと思います。

以上の3つのポイント・見極める質問は、それぞれお互いに関係していると思います。
3つの中でも、特に私が大事だと思うのは「素直さ」です。これが仕事をしていく上で「究極的に大事な資質」ではないでしょうか。

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ここ最近、前触れもなく、突然「退職します」と社員が申し出るケースが多く、人事担当者・経営者、あるいはその社員が所属している配属先の上司がとにかくびっくり!するケースが増えているように感じます。

いわゆる「いきなり退職」とか「びっくり退職」などと言われていますね。

本人がきちんと伝えてくるのはまだ良いですが「退職代行会社」というのもあるそうで(退職する社員からの依頼で「退職をすることを会社に伝える」ことに始まり、退職に関わる書類作成や提出の代行まで行う会社)その代行会社を通じて、退職することを伝えてくることもだんだんと増えてきているそうです。

本当に私はビックリしてしまいます。

「びっくり退職」が起きるのは、なぜ?

経営者あるいは管理者が、ほとんど社員に関与せずに「ま、大丈夫だろう」と思って、ほったらかしにしていると「びっくり退職」が起こりうることがあると私は思います。

この時、大切な点として経営者は「任せている」と思っていても、本人は「ほったらかしだよな、何も気にかけてくれていないよな」と思っている可能性が非常に高く、そこには大きな乖離があるように感じます。

人は(特に社員)「認めて欲しい」という気持ちを誰でも持っているものなので、その点が担保されていないと「この会社は私のことを必要としていないのではないか?」「なんのために、ここで働いているんだろう?」という考えに陥っていくこともあります。

事前に辞めそう・・・なサインって?

事前に辞めそうな「サイン」は、なかなか社員も出さないと思います。

ほぼ、水面下で退職のこと、退職後のことを決めて「確実になった段階で上司に報告」というケースが多いですよね。

あと例えば複数の社員(それも少人数だと特に!)でいつも一緒にいて仕事をしている場合だと、会社あるいは経営者の不満や不平などが一致し始めて来ることがよくあります。

そのことを常に話す機会がある状態だとその複数社員が一度に「退職」というケースもなくはないと思います。

経営者・上司はどうしたらいい?

社員の中に経営者が入って行かず、社員の気持ち・本音が見えなくなっていくと起こりうることだと思います。

「任せている」というつもりで「ほったらかしにしない」ということが特に大切だと思います。
本当に任せているのであれば「ここからここまでは任せる」とはっきりと伝え、出来れば予算・裁量まで持たせることがポイントですね。

その辺りを一切気にかけず、一緒にいない・話をしない・・・となると社員は「いつもほっとかれている。頑張っているのに見てもらえていない」と感じ始め、不満や不平も膨らんでいってしまうと私は思います。

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