新入社員研修がどうなっていくのか・・・?

ここのところ、福田と様々な視点から考えております。また、いろいろと人事の方にヒアリングなどもさせていただいております。その中で「来年の新入社員研修のことまで考えることが出来ない」というお答えも多く(その前の採用が四苦八苦のようです)、本当にどんな育成が必要なのだろうか?と思います。内定中に「新入社員として必要な研修をオンラインで実施してしまうことも考えている」という企業もあるようです。

今回「採用」というワードが出たのでちょっと話はそれますが・・・オンラインでの面接がとても多くなりました。

先日、そのオンライン面接を「初めて体験しましたよ~」とおっしゃる某優良中小企業の常務さんとランチをしました。
世の中、コロナの前は「売り手市場」だったわけで「このままの状態が続くだろうから、辞めてもすぐに次の企業に就職できるだろうな!」と思って、2019年の年末にボーナスをもらって退職した若い人が、まあ、かなりの数いたようです。のんびりと旅行などに出て帰ってきたみたら、あら大変! コロナという得体の知れないウイルスの影響で、予期せぬことが起こったわけですよね。
その企業さんでも1名の中途採用の社員募集に対して「初めて」、かなりの数の応募があったそうです。しかも、そのほとんどが20代の若い方。

そう・・・人生、予定通りにはいかないし、どこで何が起こるかわからない!

で、オンライン面接を何度もやったそうですが「細かい表情などがわからない。画面の中で座ったままなので、背の高さはどのくらいなんだろう?」なんて思ったりしてしまったそうです。特にオンラインは上半身しか映らないので、上半身だけジャケット着て、ネクタイ締めて、でも、下はジャージ・・・なんていうことも多いようですね!笑

ちなみにその企業では、最終面接の社長面接は「対面」で行ったそうです。

多くのことが「オンライン」に取って代わっていくのですが、やはり全てをカバーすることは難しいです。
中には、通信環境の問題で面接の途中に途切れてしまうケースもあるようで、新卒の学生さんは「オンライン面接」は今までとは違う面に神経を使うようになるのかもしれません。
先日も「グループ面接の時に自分だけ通信が途切れてしまい、思ったことを伝えきれず、選考にも落ちてしまった…」という学生さんがいました。企業側も配慮できなかったのだろうか?と感じますが、求職者サイドとしては「そういう事態もありえるかも」という想定が必要になってきますね。

さて、そのような新たなツールを使っての試験や面接を乗り越えて新社会人となる来春の新入社員研修は、何が必要となるのでしょうか?

前回の記事で福田が、「来春までの研修は『一通り、今までのものを・・・』という企業が多いのでは?」と書いていましたが、この先半年の状況によっても変わってくるのかな~と感じています。
コロナがどうなるか? どんな仕事の仕方になっていくのか? その辺りを観察しながら、またテレワークでの課題(特にコミュニケーションの取り方やモチベーション低下を防ぐ・・・といったこと)を解決していくのにヒントになるような研修。あるいはそうした課題解決を「みんなで考えていく、そのプロセスは?」といった内容の研修が、求められるように思います。

そして、もはや「新入社員は集合研修が当たり前」ということではなくなるようにも感じます。今までは「研修」というと「やらされ感」があったのではないでしょうか?でも今後は「自分のスキルをアップさせていくこと」を念頭に置きつつ、自ら掴み取っていく力がさらに求められると思います。

オンライン面接で通信が途切れてしまった学生さんのように、「不慮の事態に備える準備をすることまで考えられる」こと。つまり自分自身で考え、行動できる自律した「各個人」が成長していき「どれだけ所属している企業やチームに貢献しているか」に今まで以上に焦点が当たるように思います。

ただ、そこには大きな「格差」も生まれてくるのではないか?とも感じています。この辺りも、引き続き考えていくべきテーマと思います。