新年度がスタートして2ヶ月弱が過ぎました。コロナ前だと今頃は「5月病」などと言うワードが飛び交っていた頃ですね。昨年も今年もコロナの影響があり、今年の新社会人も「社会人」となった実感のない状態でこの期間が過ぎたのではないでしょうか?

恒例の歓迎会もないし、配属先へ緊張して出勤する・・・と言うこともなくなったと思います。特に今年の新社会人は、大学最後の1年もほぼオンラインで過ごした世代です。

これから、そのような学び方をした人が、毎年社会にデビューしてきます。今後、仕事をする上で、どんな点が変わっていくのでしょうか?

受け入れる側の企業は、どのようなことに注意を向けると良いのでしょうか?

落ちこぼれて行く新人を救うことが難しい

これは、オンライン研修を実施していて気づいたことなのですが「よく、わからないな〜」「これでいいのかな?」とちょっと不安に思っている新入社員を救って行くことが難しくなったと感じます。

コロナ以前のようにリアルな研修場面があった時は「あまり理解できてなさそう」「ついていけてないな」「コミュニケーションを取るのが苦手なのかな?」と言うことが見えた時、すぐに講師から声をかけて救いあげることが容易に出来ていました。ところが、オンラインではそこがとても難しくなってしまったと感じます。

「わからない」と思っていても発信しない新人を救うことができない

今までも良くあったのが、課題を出した(仕事を依頼した)時、対面であれば、わからなそうな顔つきをしていればこちらから「わからない点がありそうだけど・・・」とその場で聞くことができました。それがオンラインでのやり取りとなると、よほど注意深く新人の様子を見ないとなかなかわかりません。今の新人はそれでなくても「わからない」ということを発信しないことが多いのです。

先日もある映像制作企業が、新人に「自分が今、住んでいる町の様子をレポートして2分ほどの動画を作ってください」という課題を出したのです。「質問はありますか?」の問いに対して、何もなかったので上司はそのままにしていました。ところが、発表の日になって「どういう視点で作れば良いのか、わからなかった」という声があったのです。「そこを質問して行くんだよ」ということを丁寧にフィードバックをしていかないと、わからないまま仕事を進めていくことになる可能性がとても大きくなったと感じます。

オンラインでの仕事は、上司側も「できているだろう」「わかっているだろう」と放任するのではなく、「できているかな?」「わかっているかな?」と気にかけて行くことが、求められると思います。と言って「マイクロマネジメント」になることではなく「気になったら声をかける」「フィードバックをこまめにする」といったことを常に続けていかないと、新人は彷徨い始めると思います。