こんにちは! 上野昭代でございます。

よく交流会などに参加して名刺交換をすると、「◯◯さんですね。御社のお仕事は、どのようなことをなさっているのですか?」
・・・「なるほど、そうですか!」・・・「ところで、上野さんの人材育成のお仕事、というのは??」と聞かれます。
私が良くお答えしているのは、

「企業にお伺いして社員の方に研修をさせていただいたりしています。たとえば、わかりやすいところだと、新入社員研修とかリーダー研修とか」
「ああ、そうなんですね。つまり、社員のスキルを上げたり、なんかこう、、、チームワークを良くするコツ、みたいなことですね」
「そうですね。専門技術ではないところ。つまり、人に関しての部分を担っています」
「なるほど! なるほど!」
「最近は、大きなくくりで、専門職・・・たとえば、漆職人とか宮大工さんといったような職人さんの技術を磨いて行く。あるいは、ITでプログラミング技術を身に付ける、といったことも人材育成、と言う場合が多くなって来ていますが、私は専門技術を身に付ける以外のところ、おっしゃったように社会人としてのスキルを身に付ける、とかチームワークの力を上げるにはどうしたら良いか、、、と言ったところのお手伝いをしているのです」
「良く、わかりました〜!」

といったような会話が繰り広げられます。そして、その後「実は、弊社の社員のコミュニケーションがうまくいってないように感じるんですよね・・・」と言ったご相談を受けることも意外と多いのです。

社員の方が集合して研修をする・・・ということももちろん行いますが、会社として、どのような課題があり、理想の姿はどんな感じか? 会社の理念は浸透しているのか? その会社の良いところを活かし、改善するともっと良くなることは? といったことを一緒に考え、社員の方がそれに沿った行動が出来るように一緒に道を作って行く・・・、このようなことが私が行っている「人材育成」です。

では、どのように進めて行くのか?を少しお話したいと思います。多くの場合、経営トップの方、場合によっては、人事担当者の方とお話をすることがほとんどです。先ず、「どのようなことでお悩みなのか、あるいは、困っていること」を伺います。その中から一番に手をつけて改善しなくてはならないこと・・・それは、改善が必要なチームかもしれませんし、部署かもしれません。あるいは、経営トップ=社長さんかもしれません。そのあたりを一緒に考えて参ります。でも本当のことを言うと、ほとんどが「社長さん」なんです。笑 社長との面談を何回かしていくうちに「社長さんご自身が、迷われていたり、方針が明確でなかったり、どういう会社にしていきたいのか?の軸がなかったり、社長の言動が一致していない・・・(ご自身の中では一致していても、他からみるとそうではない・・・)」ということが意外と多いのです。そのことが原因で社員も迷っている、モチベーションが上がらない、といったことが多く見受けられます。でも、社長は「方針も伝えているし、いつも言っている」とおっしゃるのですが、そこが『伝わっていない』ことが実は多いのです。

このようなことを紐解きながら、では実際に何を、どうしていくのか?という点を明確にしていきます。それが、社長の考え方や伝え方の変革なのかもしれませんし、社員全員の研修なのかもしれません。あるいは選抜されたチームへのアプローチかもしれません。

わかりやすくいうと、今ある土壌を1度掘り起こして、その企業が持っている良い点を活かして、さらに良くなるような「土壌作り」をしていくことを私は大事にしています。
固い土の畑を上の部分だけ鍬を入れて、一時的にやわらかくしても、また固くなってしまい、同じことが繰り返されてしまう・・・畑の深いところにまで鍬を入れて、1度掘り起こし、不要な石を取り除いたり、栄養を与えたりすることで、良い土壌が出来、実りが増えて行く・・・ということと一緒のように感じています。

掘り起こすのは、勇気がいりますが、「そこを一緒に乗り越えて行きましょう!」「私は、常に伴走していきますよ」ということに私は力を注いで参りたいと思っております。

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こんにちは! 上野昭代でございます。

先日、NHKの「プロフェッショナル」という番組で、菓子メーカーの佐藤社長(NHKなので社名は出していませんでしたが、株式会社湖池屋ですね!)と小学生の子ども達との商品開発の取り組みについての内容が放送されていました。
目的は、夏休み1か月をかけて、新しいポテトチップスの味とそのパッケージを開発し、「ヒット商品を作る」というもの。最初、60名いた子ども達が、最終的には8名に絞られ、それも2チームに分かれての商品開発。佐藤社長が講師となって、社員にも協力してもらいながら、でも、子ども達に主導権がある・・・この子ども達にとっては、とてつもなく成長した夏休みになったと思います。

佐藤社長が再三、伝えていたのは「自分の心に嘘をつかない」ということ。本当に心の底から自分で良い物だと思い、熱く語れるか・・・つまり熱量があるか・・・ということ。

今は、とにかく情報が溢れ返っている中で、子ども達も最初はその「情報」に翻弄されていました。
クラスの友人にアンケートをとって「どんな味が好きか?」などと聞いてみたりして「だから、この味を考えました」などとプレゼンをすると、すかさず、佐藤社長から「それは、あなたが本当に好きな味ではないよね」と突っ込まれる。どうしたら良いのか、わからなくなる子ども達。でも、「自分の心に嘘をつかない」ことを真ん中に置いて、考え抜く夏休みだったのだと思います。

最終的にプレゼンを経て8名が会長、社長、役員、社員のいる前でプレゼンを行い審査を経て、2つの案が採用されました。その2つの案を商品化するために、4名のチームで挑む「チーム戦」となっていくのです。ここからが、子ども達にとって試練のときだったように感じます。
採用された子の案をいかに「商品」としていくのか? その子の思い、熱い熱量をどうやって商品に乗せていくと良いのか?・・・本当に考えに考えて、議論して、自分の思いを勇気を出して伝え、一つの目標に向かってひたすらチームで挑む姿は、小学校5、6年の域を越えているように感じました。

見ていると「だれか一人がリーダーになっている訳ではない」のです。一人一人の子どもが、それぞれの考えを述べ合い、自分たちで最も納得することを見つけ、最終目的の「ヒットする商品」を考え続けていました。最近、話題になっている「ティール組織」を体現しているような感じを受けました。全員でその課題に挑む姿は、見ている私にも熱く伝わって来ました。

最終結果として、元気の出る豚汁味のチップス「ファイとん」とココナッツ味のチップス「秘密の宝箱」が完成しました。これが本当に商品として、売り出されると良いのに!と思ったほどです。食べてみたい!と思わせる商品に仕上がっていました。
佐藤社長が、最後に「心が動くって、すごい大事なこと。人間は機械ではない。感情がある。感情を動かせる仕事って、大変素晴らしいね」と子ども達に語りかけている言葉が印象的でした。

研修も感情を動かせる仕事だと思っています。そのことを忘れずに、私も仕事をしていきたいと思った1時間でした。

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こんにちは!上野昭代でございます。

暑かった暑かった今年の夏も終わりました。涼しい秋の風が吹くようになりましたね。秋・・・私は、一番好きな季節です。食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋! 皆さんは、どの秋がお好きですか?

私は、歌舞伎も大好きなのですが、クラシック音楽も大好きです。小さいころからピアノを習い、高校生のときからフルートも習っていました。なので、一時は音楽の道に進みたいな〜と思っていた頃もありました。そして、楽譜は世界共通です。言葉が通じなくても、楽譜を見たら演奏出来る・・・って、素敵ですよね。

ところで、皆さんはオーケストラの演奏会にいらしたことは、ありますか?
そこで必ず目にするのが「指揮者」だと思います。指揮者の仕事は、オーケストラのリーダーとして、みんなをまとめていくのが大きな仕事ですが、あの本番の舞台に至るまでは多くの葛藤があるのです。私は、企業のマネージャーの仕事と似ているところがあるな・・・と思っています。

まず、指揮者というのは、いわゆるオーケストラの団員ではないので、仕事のオファーをもらったところに「出向いて行く」というのがわかりやすいかと思います。常任指揮者といって、そのオーケストラの専属になることもありますが、毎回毎回の演奏会で指揮をする訳でもないのです。多くの指揮者は、オーケストラからオファーがあった段階で、その仕事を受けるところから始まります。

そして最初に訪れる難関が「ファーストコンタクト」。
これは、初めてオーケストラメンバーと指揮者が顔合わせをして、演奏会で演奏する曲を「練習」するのです。つまり、最初のコミュニケーションです。これが最も大事で、この「ファーストコンタクト」でしくじると、結果として指揮者とオーケストラメンバーの「息が合わない」という状況になってしまうようです。
ただ、そこはプロの演奏者なので、私たち聴衆にはなかなかわからないと思いますが、オーケストラメンバーに信頼されないと、次はもう呼んでもらえない・・・という事態になるそうです。つまり、どれだけ信頼関係を構築できたかどうか・・・で良い仕事が出来るか、出来ないか・・・に関わってくるのです。

指揮者は多くの場合、3日ほどの練習で本番を迎えます。「ファーストコンタクト」でオーケストラメンバーと指揮者との間で良い感触が得られると、その後の練習もスムーズで、お互いに力を発揮して非常に良い仕事となり、また次も呼ばれる・・・ということに繋がるそうです。それは、聴衆にとっても嬉しいことですよね!

企業のマネージャーも同じだと思います。自分がリードしているチームメンバーとどれだけ信頼関係が築けているか? そこに信頼関係が結ばれていると、高い生産性とモチベーションが生まれるのです。これからの企業は、兼業を認め、プロジェクト型での仕事が多くなるように思います。そうなると「ファーストコンタクト」が重要になるように感じます。「この人は、どんな人なんだろう?」「どのようにコミュニケーションをとるのだろうか?」といったことが、気になりますよね。

良く新入社員研修では、「第一印象」が大事!と伝えますが、この「ファーストコンタクト」はもう一歩深い、一緒に仕事をしたいかどうか・・・を判断する機会のように私は感じます。もし、オーケストラの演奏会に行く機会がありましたら、マネージャーの仕事・・・と言う目線で指揮者にもにも注目してみて下さい!
またそれとは逆に「指揮者のいないオーケストラ」ということで有名な楽団もあります。その話は、また別の機会に!

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こんにちは! 上野昭代でございます。

新入社員研修などで、ビジネスにおける「席次」についてお伝えすることがあります。
席次の考え方(マナー)は、飛鳥時代に遣隋使を通じて、中国から伝わって来た・・・と言われています。「左上右下」という考え方があり、左側を上位、右側を下位とするしきたりです。正面から見ると逆になりますし、ヨーロッパでは「右上左下」となりますので、ちょっと混乱しそうですね。

ただ、ビジネスマナーというのは、その通りにいつもやっていればいいのか・・・というと、そうではないことが実は多いのです。
たとえば「名刺交換は机や椅子を挟んではやりません」「廊下などでもあまりやりません」と研修ではお伝えするのですが、部屋が狭い場合、または何らかの事情があり、キチンと出来ない時もあります。その時は、臨機応変に!年長の方などは「この場で失礼します」などとひと言おっしゃる方もいらっしゃいます。相手には「本来、この場では行わない、ということを知っていますが、今回はこちらで致しますね」ということを暗におっしゃっている訳ですね。

席次についても同様で、特に接待の会食時など、必ずしも上座にお客様をに座っていただかない場合もあります。
たとえば、最近は外の景色の眺めが良いお店も増えています。眺めの良いお席が下座の場合・・・私なら「本来、こちらは下座となりますが、せっかく良い景色もご覧いただけますが、どちらがよろしいでしょうか?」と相手に選んで貰うようにしております。「せっかくなので、景色が見える席にします」となる場合もありますし、「いえ、こちらで・・」と本来の上座に座られる場合もあります。それは「お客様優先の席次」と考えれば良いですね。
ただ、1点忘れてならないのは、もしも景色の良く見える下座にお客様がお座りになった時には「お店の方にそのことを伝えておく」ということを忘れずに! 伝えていないと、上座からお料理が出されますので。

このようにビジネスマナーは、その時、その場所、その人に合わせて、変化させていくものだと思います。それには基本を「知っている」ということが大切ですね。

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こんにちは! 上野昭代でございます。

初対面の時に必ず行われるのが、名刺交換。新入社員研修の時にも名刺交換は、必ずカリキュラムに入っています。特に日本人は「名刺交換好き」と言われていますね。

この名刺のルーツをさかのぼると、諸説あるようですが、約2000年前の中国と言われています。その頃は「紙」がなく、竹(竹のことを「刺」といった)を割って自分の名前を書いていたことから「名刺」と言われるようになった。あるいは、木片に名前を小刀などを使って刺して書いていたから「名刺」と言われるようになった。・・・など明確ではないようですが「名刺は中国発祥」というのは間違いないようです。ただ、使い方は訪問先が留守だった場合、「名刺」を戸口に刺して置いて来た・・ということに使っていたようです。

その名刺が、ヨーロッパに伝わり、特にドイツから広まったと言われています。ヨーロッパでは、社交界で使われ、最初は「トランプの裏に名前を書いて渡していた」そうですが、だんだんときらびやかで華やかな図柄になっていき、社交界では「名刺を持つ」というのがステータスだったようです。やがて、アメリカでも使われるようになり、日本でも名刺が使われるようになった、とのことです。
日本で名刺が使われ始めたのは、江戸時代と言われています。日本では、和紙に墨で名前を書き、最初は訪問先が不在だった場合に置いて来る・・・今の「不在連絡票」のような使い方だったようですね。やがて、幕末には印刷して使う人が増えて来たそうですが、その頃は、家紋の下に名前を書いた名刺が主流だったようです。研修では「名刺のロゴマークや名前の上には指など置かないようにします」とお伝えしていますが、その名残なのかもしれませんね。
そして、明治以降「鹿鳴館時代」の社交の場では、名刺はヨーロッパ同様に必須アイテムだったようです。今は、どこの国より「名刺」を重んじる日本。何しろ「名刺はその人の分身」などと研修でも言っています。笑 ただ、名刺にはその方の必要最低限の情報が載っているので、私はとても便利なツールだと思っています。時々、名刺交換をする時に「相手が差し出した名刺より下で渡す」などどされる方がいらっしゃいますが、いわゆるマナー的には「胸の高さで持ち、アイコンタクトを取って、名乗りあって同時交換をする」と言うのが、スマートです。

最近では、名刺の裏面にも凝ったデザインも多かったりしますね。ちなみに弊社は、一人一人、文言が違うメッセージが入っています。弊社の誰かと名刺交換をしていただいた際には、是非、裏面にもご注目ください!
いつも大変お世話になっているコピーライターの安井一郎氏のキャッチコピーです!

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