全くの個人的なイメージです。
今の日本では
「教育」→みんなと一緒がいいんだよ、と教え込む
「企業」→他と違うことをしなくてはならない、と求める
で「新社会人は混乱を起こす」と言うようなイメージ。
教育が社会に出る準備期間になっていないような感じを持っています。
みんなと一緒に同じことをやっているのが安全で、それが正しいことなんだ、と小学校から大学を卒業するまで、ずっとずっと教えられている感じがします。そして、誰もがそれが「安全」ということが暗黙知になっているように思います。違うことをすると「大変なことになる」と言うイメージだけが植え付けられている感じですね。
例えば、みんなと同じような(まるで制服のような)黒いスーツを着て、みんなと同じようなバッグを持って、みんなと同じような靴を履いて、就職活動をする・・・「違う色のスーツを着てはいけない」「それは間違っている」と言う感じを私は受けます。
少なくとも私が就職活動をした40年ほど前は、みんな意外とカラフルなスーツ姿で就職活動をしていたと記憶しています。私は、白のスーツを買ったのを覚えています! その頃の方が今よりずっと「自由」だったし、「みんなと同じでなければいけない」と言う考えはなかったようにも思います。
一体、いつからこんなに窮屈な感じになってしまったのでしょうか? でも、本人たちは「それが当たり前」だから窮屈さは感じていないのかな?とも思います。
新入社員研修をやる時には、一番その点を伝えるようにしています。意見を求めると、一人が恐る恐る意見を言う・・・他の人にも聞いてみると「同じです」と言う答えが返ってくることが、とにかく多いのです。同じなわけ、ないと思うのですが・・・??
みんな一緒でいいことは「人に優しくすること」「嘘をつかないこと」「人を尊敬すること」・・・などですよね。
みんな一緒で良いこととそうではないこと、この区別をつけていくことを大切にしていきたいと思います。