こんにちは! 上野昭代でございます。
私は、オフィスのある赤坂見附まで、通勤しています。朝は、かなり混み合う東京メトロ千代田線から銀座線に乗り継いでの通勤です。
先日、大雨の影響で遅れてきた電車に乗り込んだ時のことです。車内は、かなり混み合っていました。ほとんどの方がスマホとにらめっこ状態でした。濡れている傘や鞄を何とか、他の方に当たらないように場所を確保したところで、電車は発車しました。
次の駅から杖をついている足のお悪い方が、乗り込んでいらっしゃいました。年齢は、30歳くらいの女性でした。ドア付近だったため、かなり窮屈な体勢で、立っていらっしゃいます。フト、みると私の隣に立って、耳にはイヤホン、スマホに夢中の青年サラリーマンがいます。彼があと一歩、一歩だけ、奥に動いてくれると、私も少し動くことが出来、自動的に足のお悪い女性ももう少しラクな体勢になれるのに・・・
私は勇気を出して「すみません、あと一歩だけ奥へ動いていただけますか?」と声をかけました。イヤホンをしている彼には、聞こえるはずもなくスマホに夢中です。逆に足のお悪い女性が、私がしようとしていたことに気づき「大丈夫です」と言ってくれました。近くにいた方が、少しずつ動いて、彼女の体勢もラクになりました。
皆さんは、この状況、どう思われますか?
周りのことを全く気にせず、自分だけの世界に入り、自分だけが良ければ良いのかもしれませんが、せっかくいろんな人と共にこの世で生きているのです。もう少し周りを気にすること、そして、いろんな音を聞くことを心がけてみることも大切だと私は思うのです。
[Photo by Wry2010]