水天宮前にある「ロイヤルパークホテル」の顧問(3月まで会長だった)中村 裕氏の講演会に行って参りました。
フルコースの昼食付き!という豪華なもの。場所も「ロイヤルパークホテル」。
講演会のテーマは、「おもてなしの頂点へ」
長年、ホテルのお仕事に携ってこられた中村氏のお話はとても興味深く、勉強になりました。
日本は、観光を主要産業にする・・・と2003年に宣言してから、今年で7年目。「観光」というと「遊び」と受け取られがちだが、他国をみると年間で何千万人という観光客を受け入れている立派な産業なんですよ・・・と、中村氏が力説されました。日本は観光客の受入は、世界で32位。ちなみに1位はフランスで、年間7,500万人の観光客が訪れているそうです。
羽田の開港が大きく取り上げられる意味もわかりました。
そんなお話から、ホテルの役割、そして人材育成へと話が進みました。
特にホテルはここのところ、かなりの苦戦が続いているとのこと。
「それだけに様々な知恵と工夫で乗り越えていくことが必要で、それには人材育成が欠かせない」と、強くおっしゃっていました。
「内部だけの研修ではなく、外部講師にもお願いして、人材育成をしていくことが重要」とおっしゃり、私にとりましては大変心強く感じた次第です。
特に部門間を越えてのミーティングを重ねていったそうです。ホテルは、そもそも部門ごとで物事を処理しようとする風潮があるそうです。(全員がプロだから・・・とのこと)でも、あえてその壁を破っていかれたそうです。(まさにアクションラーニング!)
その結果、建設的な考えや意見が出るようになってきて、そこで出た意見を採用するケースが多くなってきたそうです。そうなると組織に活気が出てきて、自然とスタッフのモチベーションも向上してきて、アイデアや工夫も増えてきたそうです。
中村氏が先頭に立って、組織の指揮をとってきた様子が窺え、また「人材育成はとにかく大事」とおっしゃるのに大いに勇気もいただきました。
最後に今年出版なさった本を購入し、サインをいただいて帰ってまいりました。
様々な要職におつきになっているのに本当にザックバランにコミュニケーションをおとり下さり、人を惹きつける魅力がにじみ出ている中村氏の講演会は、学ぶことの多い時間となりました。
≪サインしていただいた著書≫