コロナ禍によって、多くの企業で一斉にリモートワークの流れが起きました。
その中で、マネージャーの方々が「リモート疲れ」を起こしているようです。多くのマネージャーにとっても初めてのリモートワークですし、このような事態は想定外でしたよね。
上司は上司でストレスが溜まるものです。
どのような状態になるとストレスフルになって行くのでしょうか?
まず何と言っても、「部下が何をやっているのか?」全く見えなくなる状態が常にあります。
今までは目の前で、あるいは視界に入って仕事をしていた部下。何か聞きたいことがあれば、その場で解決が出来ていたのにリモートワークではそうはいきません。
一体、何をやっているのか?
仕事の進捗はどうなのか?
気になりますよね。見えないが故に色々と想像をして、ストレスを溜めてしまうことが多いと思います。それと同時に…
(いちいち声をかけるのもな〜)
(特に用事があるわけではないし)
と言ったことも思考の中に入ってきて、余計にイライラしたり…
こうなると、さらにストレスが溜まって行くように思います。
そのような時には、遠慮せずに「声をかけてみる」ことが大事です。
ただし、「一体どうなってるんだ?」と頭ごなしに詰問するのはやめておきましょう。部下は部下でリモートの不安があります。
まずは「一人で大丈夫か?」と様子を聞き、そこから仕事の進捗を聞くと良いかと思います。
また、上司から部下に問いかけて、コミュニケーション不全にならないようなアイディアをもらうことも一考です。
上司自身から、
「僕も初めてのことで、慣れない」
「どうしたらいいかアイディアが欲しい」
と呼びかけることで、新しいコミュニケーションの機会となります。
誰か一人、あるいは特定の少数だけに不満やストレスが集中してしまうと、問題はより大きくなります。全員が少しずつ不満やストレスを分担する、「不満やストレスの平均化・分散化」といった考え方も大切です。