突然の事業承継・・・最近、良くそのような話を聞きます。
後継社長としては、とても不安だと思いますし、「これからどうしていくのが良いのか?」ゆっくり考えている時間もないかもしれません。

まず、やるべきことは「従業員とのコミュニケーション」。特に「従業員の話を聴く」ことが必要です。具体的には「従業員との面談」を設定すると良いでしょう。ただ普通に「面談をする」だけではありません。

そのことについて、少し考えてみたいと思います。

「変える」ことから始めると反発が起きる

急に自分のやり方を導入しようとしたり、新しいことを始めようとすると反発が起こります。
例えば、システム化されていない部分を急にシステム化しようと、一人で進めてしまうようなことはしない方が良いです。

どうしても人間は変わることに対して、ネガティブな感情が起こりやすいものです。
急にやり方がかわると、それまで自分がやってきたことを「否定される」ような感じを受けたりします。

信頼関係が出来ていない状態で、急に「変わる」ことが起きると、新社長に対する不信・反発につながってしまいます。

信頼関係を作るための「コミュニケーション」

まず、社長(経営者)が従業員の話を徹底してよく聴くことから始めてみましょう。

従業員にもある種の「期待感」もあるのです。経営者が変わることで「良くなるかな〜」という気持ちがあることも事実です。

従業員が「どのようなことを思って仕事をしてきたか」「会社に対してどのような思いを持っているか」をまず聴いて『受け止めること』何よりが大事だと思います。

「向き合う」という姿勢を見せていくことが必要です。「言うこと(発言すること)」ではなく、経営者が「話の聴き方」によって示していくことが、大切なポイントです。

やってしまいがちな「良くない面談」

社長(経営者)からの説明や意見、社長の立場としての話は「一旦脇に置いておく」ことを是非、やってみてください。

面談をしていると、社長としては「違うな」と思うことが、従業員から出てくるかもしれません。それはそれとして、まず従業員が「どう思ってるか」を聞いて、それを「受け止める」という姿勢を示すことが最も重要です。「聴く」ということに徹してください。

話してくれたことに対して、言い訳・否定・批判したりすると、もう誰も、何も話してくれなくなります。

もちろん、ただ「全て鵜呑みにして受け入れる」ということではありません。ましてや「社員の御用聞き」になってもいけません。

きちんと「受け止める」というのは、「なんでも言うことを聞く(その通りにする)」ということとは違います。「受け止めること」=「理解して・受容すること」だと私は思います。

こんな面談がベスト

従業員一人一人と、向き合い「とにかく、話を聴く」と言うことに徹するのが絶対条件だと思います。それまで、会社を守って、発展させてきてくれた従業員にまず「感謝」を伝えることから始めてください。

社長自身も「まっさらな気持ち」で聴けると良いですね。

事前の情報などで従業員に対してバイアスがかかってしまうこともあります。
「あの社員は以前こういうことをしたから気をつけて」など、良かれと思って周りが情報をくれることもあるでしょう。

ただそういう情報は聞いていても、面談に際しては一旦脇においておきましょう。
その時・その場で目の前にいる「その人自身」として従業員と向き合ってください。

それにプラスして「要望」を聞いても良いと思います。

すぐに実現できないこともあるかもしれませんが、とにかく従業員の思いを聴くことが何より大切だと思います。そして、要望の中で「すぐに実行できること」があれば、それを実行していくことで、社員の期待感・信頼感が生まれてきます。

代替わりした社長(経営者)のまず最初の使命は、こうしたことだと私は思います。

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中小企業の経営者(社長)から、面談の時に「聞くべき質問は?」と良く聞かれます。みなさん、どんな話題が良いのか迷われているようですね。

よくあるのが、開口一番「最近、どう?」と聞いてしまう方が多いようですが、それでは何も相手から引き出すことができません。

中小企業は社長と社員の距離が近いことが多いですよね。それなのに「最近、どう?」と聞いてしまうと「なんだ・・・私の仕事ぶり、、見てくれていないのか」となる可能性もあります。

逆に細かいことばかり言いすぎて「マイクロマネジメント」も避けた方が良いでしょう。

社長との面談は「視点を少し高く、大きな方向性・話題」を扱った方が良いと思います。では、具体的にどのような話題が良いのでしょうか?

《話題1》面談する社員の仕事ぶり

まずは、「ここは見ていたよ。」から入るというのはどうでしょうか。

つまり「存在の承認」になるようにすることですね。

「きちんとあなたの仕事ぶりを見ているよ、認めているよ」ということが伝わるような具体的な話題で面談をスタートさせましょう。

ましてや、最初に「ダメ出し」にはしない!

「あの仕事でのこういう行動が良かった」というように具体的に話をすることで、まず、社員の仕事ぶりを認めることが肝心です。

《話題2》会社や仕事を良くするアイディア

お互いにリラックスしてきたら「うちの会社がもっとよくなるためにはどうしたらいいと思う?」などと聞いてみることも良いと思います。意外と社員の方も良いアイディアを持っているものです。

今の時代、中小企業は「柔軟に変化していくことが重要」です。そのためには社長が前向きに「社員と一緒に考えていく姿勢」を示すことが大事だと思います。

そして、大切なことは「聞いた以上は、出来ることから変えていくこと」ですね。

もちろん全部は出来るわけではないし「会社のためになることでないといけない」ということをきちんと伝えた上で、出来ることから速やかに変えていくことが、社員のモチベーションにも繋がると思います。

「何でも要望が通るわけではない」ということは、社員もそれくらいは分かっているものです。

社員が言い出さない・不満に思うのは「どうせ社長に言っても無駄」という状態を作ってしまっているように思います。

《話題3》社長自身が今何を考え、何をしているのか

社員には社長の動きが見えにくいものです。「いつも、いないよな〜」「どこで、何してんだろう?」と社員は思っています。

といって、社員と同じ動き方をしている社長にも困りモノですよね。ただ、社員から見ると「社長ってなにしてるんだろう」と思いやすいのです。

日頃、会社に対して不満があったりすると、そこをネガティブに捉えやすくなります。

「どういうことを、なぜやっているのか」を社員にも伝えていくことが必要だと思います。

その中で、社長の考え・アイディアなどを社員に問いかけてみたり、相談してみることも時には重要だと私は思います。

《+1ポイント》改善点のフィードバックは最後

面談の中で改善点について、もしどうしても伝えるなら「次はもっとこうすると良いと思う」という伝え方で、最後に話すのはどうでしょうか?

しかも「単なるダメ出しになってしまわないように」することが大切です。
ちゃんと最初の「承認」があった上で「改善」に向けての話をしていくようにしましょう。

逆に質問をしてみることも良いと思います。

「次回に向けて改善したいところはあるかな?」というように、社員の考えを引き出すようにすることも必要です。
社長が「こうすべきだ」と上から言ってしまうことのないように、あくまでも社員の考えを「待つ」ことも重要です。

お読みになってお分かりになるかと思いますが、社長は常に社員のことを「よく見ていること」、社内の様子をよく「観察していること」が、とても大切だと私は思います。

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いよいよ来週は新年度ですね!
新入社員の受け入れ準備に追われている会社も多いことと思います。

最近は、やっと採用した新入社員がすぐに辞めてしまう・・・と言う話をよく聞きます。

また、辞めてしまうのではないか・・?と不安に思い、注意や指導の仕方をどうしたら良いのかわからない・・・と言うご相談をいただくこともあります。

全社を巻き込んだ環境作りが大事!

新入社員の受け入れに際しては、受け入れる側がビクビクする必要はないと思います。

それより「一緒に頑張ろうね」「何か、困ったことがあったら言っていいんだよ」と言う環境を作ることが何より大切であり、そのことを伝えることだと思います。

それには、「どのように受け入れたらいいか」を全社員で共通認識を持つことが、必要です。

コンスタントに新卒社員を採用していない企業では、「一部の幹部社員や総務部」など、採用に関わった部署のみで対応しがちになってしまいますが、「どんな社員が入社してくるのか?」と言うことを事前に社内で情報を共有して、「全社で取り組む」と言う環境を作って欲しいと思います。

以前、某企業で「何年ぶりかで採用した新入社員を総務部の人のみが一生懸命に面倒を見ていて、他部署の人は無関心になってしまっていた結果、せっかく採用した新入社員が半年ほどで退職してしまった」と言うことがありました。

既存社員には、「会社全員で新入社員を受け入れる」と言うことを伝え、全員が同じ思いで受け入れていくことが大切だと思います。

メンター制度などの仕組み化

「全社員で受け入れるよ」と伝えたからには、それを実践していく仕組みも作らなくてはなりません。既存社員も「そうは、言われてもどうすればいいの?」となってしまいますね。

新入社員には、メンター(先輩)をつけてあげることも良いかと思います。

メンターの役割は、「新入社員の相談相手になる」。つまり、何かと話せる存在になることです。その役割を既存社員が担う仕組みを作るのが良いと思います。

メンターはどんな人がいいのか?

メンターになるのが2年目くらいの社員だと、まだ自分もいっぱいいっぱいだったりすることもあるので、ちょっと余裕が出たくらいの社員がベターかもしれません。

その意味でメンターに適しているのは、新入社員よりも3〜4年くらい上の社員かと思います。

そして、会社・職種にもよりますが、他部署の社員が良い場合の方が多いかと思います。全く同じ部署だと言いにくいこともありますからね。

個人の相性も重要ですので、できるだけ、お互いに相性の良い人を選んで、メンターになってもらうのが、良いと思います。

管理職&経営者の役割

新入社員の受け入れ・メンタリングの様子は、管理職&経営者もしっかりと見ていることが重要です。

そして、管理職や経営者は「人材育成」の観点を知っておく必要があります。
例えば、管理職も「メンターの経験をする」など人材育成の基本的な考え方を身につけるべきだと思います。

こうしたことを知らずに、経営者や幹部が「鶴の一声」で口出しをしてしまうと、せっかくの仕組みが効果を発揮しないこともあり得ます。

経営者・管理職を含めた会社全体で、社員「どう育てたいか」「どう育成していくべきか」と言う共通認識を持つことが、何より重要だと私は思います。

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先日、あるTV番組で「女性機長のリーダーシップ」という特集を見ました。
日本企業では女性の管理職は年々増えているものの、全体の7.2%(2018年8月発表)と、政府目標の30%には程遠い状況です。

こうした状況は、航空業界・パイロットの世界でも同じ。日本では女性の機長はごくごくわずかですが、アメリカでは1000人を超える女性機長が活躍しているそうです。

その番組では、ある日本人の女性機長が取り上げられていました。

女性機長が語る、リーダーとして大切なこと

二人の子育てをしながら、機長の仕事をしている・・・というこの女性は、非常にしなやかで、話す口調もごく普通。とても自然体で、しかも自信を持って仕事をしていることが窺えました。

何しろ、大型機の機長ですから、毎日300人ほどの命を預かっての仕事です。
その女性は、リーダーとして「沈着冷静、親しみやすさ、自信、そして相手とのコミュニケーションが大事」と話していました。

「沈着冷静」というのは、リーダーは決断をして行かなくてはならない立場。その決断をする時には、何より「沈着冷静」が求められると私も思います。

そして、その逆側として「親しみやすさ」。これも、部下が「質問しにくい」「何か、聞くのが怖い」という状況を「作ってはならない」ということだとおっしゃっていました。

お互いにコミュニケーションを気軽に出来る環境を作るのもリーダーの仕事だと思います。それには、良い「聞き手」になることがとても大事ですね。

圧倒的なコミュニケーション力を発揮する

弊社の場合、二人の代表取締役がいます。

お互いに得意分野を活かした形でのリーダーシップが取れるようになった!と最近、感じます。ここ数ヶ月、本当に良く話をしました。つまりコミュニケーション(対話)をとても良く取りました。(と、私は思っていますが!)
「わかっているだろう」「わかっているつもり」では、コミュニケーションに齟齬が生まれることも経験しました。

リーダーとしての一番の役割は、すべてのことを含んで「圧倒的なコミュニケーション力を発揮すること」なのかもしれませんね。

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最近、経営者の方に「面談・・・どうすればいいですかね?」ということを聞かれます。

特に「1on1」など、ちょっとしたブーム的なこともあり、「あ〜、うちの会社もやらなくちゃな・・・」みたいな感じで、何も考えずに面談を実施すると多くの場合、失敗すると思います。

では、良い面談はどのようにしたらいいのでしょうか?
今回は4つのポイントにまとめてみました。

ポイント1.とにかく『聞き役』に徹する

まずは「とにかく『聞き役』に徹する」こと!

評価や言い訳は絶対にしないことだと思います。

ついつい「あ〜、それね。それはね・・」と言い訳っぽいことを話し始めてしまったり…
「その件は、こうするといい・・と思っていたよ」とアドバイスしてしまったり…

「社員のためになるだろう」と思って話したことが、実は逆効果で、相手は心を閉ざしてしまいます。「何を言っても、社長は自分の想い通りにしたいんだよな」という気持ちを持たせてしまうのです。

「全て聞くから、なんでも言って」と伝えておきながら、いちいち評価めいたことを言ったり、言い訳をしたりすれば、そこで相手は何も言わなくなってしまいます。

「すべて聞くからなんでも言って」と伝えたのなら、「オープンマインドですべてを聞く」という気持ち・姿勢を相手に伝えることが大切です。

「社員に会社の状況を理解して欲しいんですよね」という経営者の声もよく聞きますが…その場合も、まずはとにかく「聞く」
まず社長から話してしまっては、「すべて聞く気持ち・姿勢」は社員に伝わりません。

そして、面談の中で「相手(社員)が会社のことをどう思っているのか・・・?」を丁寧に聞いていくことが、ポイントです。

面談を行っていくうちに「一緒に頑張って欲しい」「一緒にがんばろうよ」となっていくと大変良いと思います。

ポイント2.社員の「要望」もまずは受け止める

このように社長が相手の話を真剣に、必死に聞いていくと「要望」がたくさん出てくることが多いです。本音で話すからこそ、出てくることです。

社員は、みんな「自分が働いている会社が、よくなるといいな」と思っているのです。よくなるには、こうしたらいいのに・・・などと意外と考えているものでもあるのです。

実はその「芽」を摘んでしまっているのは社長自身だったりします。

そうした要望も、すべて「まずきちんと聞く・受け止める」ことが大切です。

もちろん企業ですので、すぐに変えられること、変えられないことがあります。そこは社員にきちんと理解を求めた上で、「変えられることは変えていくこと」がとても大事です。

その行動・姿勢を見せていくこと。そして、すぐに出来ることがあれば、なるべく早く変えることが、社員のモチベーションにもつながります。

ポイント3.面談の雰囲気や場作りも大切

面談をするときの雰囲気や場作りも大事な要素です。

ちょっとしたことですが、面談の座り方はどうするか?社長の真正面に座ってもらうのがいいのか?社長からみて斜めの位置に座ってもらうのか?
あるいは、面談の場所はどこで行うか?会議室で実施するのか?社長室で実施するのか?それとも別の場所を用意するか?

こうした考え方を「空間管理」と言いますが、そのあたりも面談をするときに考えなくてはならないことです。

「実際に面談をしてみると一人、1時間半もかかりましたよ・・・」とおっしゃる社長もいらっしゃいます。

普段と環境を少し変えるだけでも、面談の質が上がることがあるのです。

ポイント4.社員を「信じる」こと

最終的には、社員を「信じる」ことですね。

社員は、「社長の思い」がわからないのが不安、強いては不満につながっているのです。

社長が社員を信じることで、社員も社長を信じるようになります。
社員との面談は「本気」で、覚悟を持って望むことが大事です。

「本気」で社員の話を聞くことが、会社の成長・社長の成長につながると私は信じます。

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先日、ある社長からこんなご相談を受けました。

今、このような世の中の状況で、実は会社・・・なかなか大変でヤバイ感じなんですよ。でも、社員は文句ばかりで、こう・・・傍観者のようで、当事者意識など全く持っていないんですよ。どうしたら、社員は当事者意識を持ってくれるんでしょうね?

このように思われている社長さん、意外と多いのでは??と思います。

当事者意識がないのは、「当事者」にしてないから

私は、「当事者意識がない」というのは、「当事者にしていないからなのでは?」と思うのです。

社員を「当事者」にしていますか?当事者にしていないのに、「当事者意識を持って欲しい」と社長がいくら言っても、それは無理な話です。

社長自身が、真実が伝わるように伝えていなかったり、本音で話をしていなかったり、信じて任せていなかったり・・・
原因はいろいろとあるかと思います。

もちろん、社員には伝えることが出来ないこともあるかもしれませんが、どこまでを情報公開するか・・ということを社長が考えていないこともあります。

「いやいや、ちゃんと任せていますよ!」とおっしゃる社長でも、話をよく聞くとそうでもないことも見えてきます。

信じて、任せて、ときに失敗させること

例えば、「任せたよ」と言ってもついつい気になって

「あれ、どうなっているの?」
「ちゃんとやっているの?」
「こうすると、良いと思うけど・・・まあ、参考までに聞いておいてよ。任せたし」

なんて、言ってみたりしていませんか?

あるいは、社員が「これで、どうでしょう」と持ってきた資料に対して、「これじゃ、まずいから・・・実は私も考えていて、やっぱりこっちの方がいいから」などと言って、ひっくり返す。(いわゆる、ちゃぶ台返しをする)

このようなことをされては、社員は「結局、任せてもらえない。社長が好きなようにやればいいんだよ」となってしまいます。もちろん、社長は「良かれ」と思ってやることなのですが、それが逆に働くケースも多いのです。

ただ、社長も「任せる・・・と言ったけど、心配だな」と思うのであれば、「一緒にやろう!」と言って、社員にイニシアティブを持たせながら、進めていくことがあっても良いと思います。

その場合、社長はアドヴァイスをしつつ「人材育成」の大きなチャンスと捉えていくことが必要です。「決して社長の意見を押し付けることなく、社員の考えたことを尊重しながら」というのがポイントです。

また、余裕があるとき、または、どうしてもここは乗り越えて欲しい、と思った時には、あえて「失敗」させることも必要です。
その場合、必ずフォローをすることを忘れずに行ってください。(フォロー役は、必ずしも社長でなくても良いと思います!)

経営者側にも余裕が必要

当事者意識を持って、働いてもらう・・・というのは、コミュニケーションを含めての「人材育成」だと思います。
そこを疎かにしていては、いつまでたっても当事者意識を持った社員は、現れません。

ただ、社長にも余裕が必要で、余裕がないとつい怒りや苛立ちにつながります。
どんな大変な時でも、「余裕を持つ」ことが出来るように自分をコントロールする術も持ち合わせていくことも社長の仕事なのかもしれません。

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こんにちは! 上野昭代でございます。
今年も秋が深まってまいりました。あちこちから紅葉の便りも聞かれますね。

先月、3年ほど前に「組織づくり」をお手伝いした企業の社長さんと久しぶりにお目にかかりました。その当時は「理念」の策定とリーダー候補の方の研修などをやらせていただき、約1年ほどご一緒に学んだ思い出があります。「会社の強み」をみんなで考えたり、「会社の未来」「どんな会社になっていくといいか」・・・といったことをみんなで出し合いました。そこの企業は「測量会社」なのですが、それまで私は「測量」って、よく道路などで「望遠鏡のようなものを覗いてメジャーで測っている仕事」が主な仕事・・・と思っていたのですが、お話を聞くと実は非常に奥の深い、そして、体力も知力も必要でまさに「日本の国土を守っている仕事」だと感じました。

例えば、夏の仕事としては、山の奥深く、機材を持って人が通らないような道を通り、ダムにたどり着き、そこからボートを下ろしてダムの中央の水深を測る・・・といった仕事があります。当然、車では行かれない場所なので、測量機材を持って歩いて山を登り、天候の情報も気にしつつ、、蛇などに噛まれないように注意をしながら山を歩き、ダムの測量をしてくる・・・といった想像するだけでも、大変な仕事だということがわかります。また「海の測量」というのもあるそうで、それはモーターボートで海に出て、海の測量するそうです。ですので、免許も「測量士」はもちろん、「小型船舶操縦士」「港湾海洋調査士」など多岐にわたる資格がこの仕事には必要とのことで、社内勉強会なども今は、活発に行っていらっしゃるそうです。今は、ドローンを使った測量も多くなってきているそうで、特に災害があると、実は、一番最初に現場に入って「測量」するのも測量会社の仕事だそうです。私たちの知らないところで、本当に昼夜問わず、仕事をされている、ということをこの会社に関わらせていただき、私は学ぶことができました。私はこの仕事をしていることで、今まで知らなかった業種、業態での奥深い仕事の様子や状況を知ることができ、いつもとても感謝しています。

私がお邪魔していた時から3年が経ち、会社の様子をお話くださったのですが、社長曰く「とても変わった!」とのことで、興味深くお聞きしました。私がお邪魔しなくなってから、「理念」をもう一度、見直したり、新たに行動指針を作ったり、インターンを受け入れたり、あるいは、会社の目の前にある小学校6年生向けに「測量教室」をやったりしているうちに、社内にとても活気が出てきた・・・とのことで、社長から「社内がそうなるきっかけ、というか、素地を作ってくれたのが上野さんなんですよね」と言われ、私にとって「最高のお褒めの言葉をいただいた」と思い、とても嬉しく思いました。まさに、私が目指していることがここで、私の、というか弊社の手が離れてからの発展が何よりも嬉しく思うのです。それまでは、新卒の採用にも苦労されていたのですが、今では、新卒の採用もでき、しかも「ホームページを見て」と言って応募してきてくれる学生さんもいるそうです。

私は、世の中がこれだけ目まぐるしく動いているので、人材育成や会社の組織づくりもそれに合わせて、進めていくべきだと考えています。ただ、基本となる根幹をしっかりと作ることで、経営者の方が揺るぎのない自信を得られ、それが信念となり社員の方にも伝わっていくのだと思います。その根幹を経営者の方と一緒に作るのが私が目指している仕事で、今回もそのことが現実になっているお話を伺い、とても嬉しい時間を過ごすことができました。

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こんにちは! 上野昭代でございます。

人とのご縁、つながりは、とても不思議なものを感じます。私が13年間、会社を経営してきて何度もこのご縁、つながりに助けられました。その中の一つをご紹介します!

私が起業した当時は「学生のインターンシップ」というのが、ほとんどなかったころで「学生と企業を結ぶ仲介会社」がありました。企業が仲介会社に登録すると、それを見た学生がその仲介会社を通して応募してくる・・・というシステムでした。起業したての私の会社に仲介会社の方が営業に来られ「登録しておくのは無料ですし・・・」などと言われ「もし、興味のある学生さんがいればいいかな」くらいの軽い気持ちで登録をお願いしました。
ところが、登録してすぐに「インターンを希望される学生さんがいます」と連絡があり、あっという間に面接、ということになりました。当日は、仲介会社の方が、その学生さんを連れて来られたのですが「次のアポもあり・・・」ということで、私とその学生さんと二人きりで面接をすることになってしまいました。話を始めると、どうも話が噛み合ない・・・笑

よくよく話を聞いてみると、彼は「創業したてのIT企業」を希望していたのです。「え、弊社は創業したてだけど、人材育成の会社で、ITとは関係ないのよね・・・」と伝えました。私は「では、残念ですがこの話はなかったことで・・・」と当然なるんだろうな・・・と思っていました。その学生さんは「少し待っていただけますか?」と言われ、その場で考え始めました。4〜5分ほど待ったでしょうか・・・返ってきた言葉が(今でも忘れませんが)「これも何かのご縁なので、やってみます。お願いします」という返事でした。そこで、もし彼が断っていたら・・・ひょっとしたら、今のウイルネス株式会社はなかったと思いますし、福田との出会いも多分なかったと思います。
こんなことがご縁で、その学生さんは(当時、早稲田大学理工学部の2年生でした)卒業後まで、弊社で一緒に会社を作ってくれたのです。早稲田大学卒業後、大手外資系のコンサルティング会社に就職し、その後、大手広告代理店に転職。今は、自分で起業し、会社の代表として大活躍しています!
その彼から広がった人脈の中で、かなりたってから福田との出会いにつながるのですが・・・(これは、また別の機会にお話致します)

そのようなご縁で、彼とは約3年ほど一緒に仕事をしました。学生とは思えないほど、いろいろアイディアを出してくれて、会社の基礎を一緒に築いてくれました。彼は金沢出身で、彼のご実家は印刷会社を経営されていて(今は、弟さんが会社を継がれる予定で会社に入っておられます)ご両親ともとても仲良くさせていただいております。そんなご縁で金沢とのご縁もとても深いのです。
でも、中には、1度お目にかかってそのままになってしまった・・・と言う方もいらっしゃいます。それは「一期一会の出会い」ということで、それもまた良し!ということだと思います。ただ私は、どんな出会いも一つ一つ、大切にしたい・・・という思いはいつも持っています。それが、ご縁であり、人と人とのつながりだと心から思っています。

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「組織づくり・人材育成で抱える悩みや課題を質問すると、人材育成20年の女性経営者・上野昭代が一人一人になるべくたくさんお答えする経営者限定ゼミ」

略して…【あきよゼミ】第1回開講のお知らせ、です!

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上野昭代でございます。このお知らせをお読みいただき、ありがとうございます。

私はこれまで、企業研修・人材コンサルティングを通して、企業の組織づくり・人材育成に携わってまいりました。その中で痛感しているのは、さまざまな研修・制度・ツールはあくまでも「手段」であり、ただ研修をやるだけ・制度を取り入れるだけでは、決して本当の組織づくり・人材育成は出来ないということです。

しかし、実際の企業研修の現場では、アリバイづくりのような研修、社員に意義が感じられていない研修が、今なお多く行われています。「手段」が「目的」化してしまっているのです。
私は、企業にとって組織づくり・人材育成が、非常に大きな力を持っていると実感しています。これまでのクライアントの中でも、組織・人材が育つことで企業そのものが大きく成長され、事業・収益の拡大につながったケースを見てきました。

では組織づくり・人材育成に「成功する企業」と「失敗する企業」の違いはいったい何なのか?
最大の違いは「経営者」にあると、私は考えています。
そうお話すると「いや、私も人材育成は大事だと思って、コミットしていますよ」と言う社長も少なくありません。しかし、組織づくり・人材育成への「経営者のコミットメント」というのは、本当にタフで困難なものだと思います。

強いリーダーシップが必要な時もあれば、あえて口を出さないことが必要な時もあります。組織の問題と思っていたものが、経営者自身の内面にまでいたる学びが必要な時もあります。組織の本当の姿を直視すること、自分自身の本当のあり方に気づくこと、そこには本当の勇気が求められます。そしてその道筋は、一つ一つの会社でまったく異なり、絶対の正解はありません。

そうした困難な道程を、真剣に乗り越えようとする経営者の方々に、私は寄り添って行きたいと考えて来ました。しかし、コンサルタントやコーチとして関わることが出来る数には限りがあります。また、そうした経営者の方にとって、同じ道を行く「同志」の存在も重要ではないか、とも感じてきました。

そこで、組織づくり・人材育成でお悩みの経営者の方々に、私の経験から可能な限りお答えする場をつくることにしました。一方的に話すのではなく、参加者で作り上げる場をイメージし「経営者限定ゼミ」と名付けました。参加者同士もまた、互いに学び合う「同志」となれるようにしたいと考えています。

このゼミは、売上や営業を一切目的としていません。参加費は無料です。参加後に営業される、ということもありません。私も、60歳を過ぎ、これまで培ってきたものを可能な限り多くの人にお返ししたいという思いがとても強くなりました。一人でも多くの経営者に知って欲しい、その思いで企画しました。

ゼミの趣旨から、参加人数は【4名まで】とさせていただきます。今後、隔月程度のペースで継続して開催していきたいと考えています。ご参加をお待ちしております。

ウイルネス株式会社 代表取締役会長
上野 昭代

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【参加申込】
・以下リンクのFBイベントページより、「参加」ボタンを押していただくか、下記お問合せ先まで直接ご連絡ください!
・ゼミの開催趣旨から、定員を【4名まで】とさせていただきます。
・もし定員を超えてお申込みがあった場合は、申し訳ありませんが【抽選】で参加可否を決定させていただきます。
・抽選についての詳細は、別途個別にご連絡させていただきます。

▼「あきよゼミ第1回」 FBイベントページ
https://www.facebook.com/events/2125419417723886/

【お問合せ先】info@willness.co.jp

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こんにちは! 上野昭代でございます。

「コーチング」って、ご存知ですか? 最近、非常に多くの企業やまた個人の方が取り入れている手法ですね。では、コーチングを受けたことはありますか? たとえば、スポーツをおやりになっている方は、割と日常的に「コーチング」を受けていると思います。今回は、特にビジネスシーンでのコーチングについて私が経験したことをお話したいと思います。

もちろん私もコーチングを勉強しましたので、研修をすることもありますし、コーチングを経営者の方に対して行うこともあります。そんな私も実は月に1度、コーチングを受けているのです。最初は、「効果あるかな??」という感じで始めたのですが(笑)、やはり、自分事になっていると「客観的」に物事を見ることが出来ていない・・・と気付きました。それも、あまり難しいことではないのに、気付けていないのです。そして、本当に大切なことは、隠れて見えていない・・・実は見ないようにしている自分に気付いたりもします。

「コーチング・・・やってもあまり意味ないんじゃないの?」と思われているフシもありますが、良いコーチと出会うと大きく前進・成長できるキッカケになります。最近日本でも、exectiveの方がコーチをつけるケースが増えて来ているようですが、アメリカでは当然のことのようです。なかなか、機会がないとコーチングも「リーダー研修」の中に組み込まれて・・・といったレベルで終わりにしてしまったり、「社内コーチ」を養成して社内に展開する・・・ということもありますが、それも、なかなか発展せずに終わってしまうことが多いようです。まずは、経営トップの方が「コーチをつける」というのがスタートのように思います。コーチングは、コーチの言いなりになることではありませんし、コーチが指針を示してくれることでもありません。もし、そのようなコーチであれば、あまり信頼できないかと思います。

コーチは、クライアントに質問をしていきます。その質問こそが、コーチの力量です。目標を達成することを念頭におき、物事の本質を見ることが出来るか? 本質に迫る考え方ができるか? といったことを思考していき、行動することが出来るようにしていくのが、コーチの役割だと思います。そのための実のある質問をしていくのが、コーチの役割です。そのような意味でもコーチの選定は、非常に大切ですが、先ず受けてみることをお薦めします。相性もあると思いますので・・・

私は、コーチングを約1年受けています。先日もいろいろと悩んでいたことがあったのですが、コーチングを受けたことで、ストンと腑に落ちたことがありました。なんか、スカッとした青空の下にパッと連れてこられたような、爽やかな気分になりました。そうなると、その後の行動も目標に近づく行動が出来るように感じます!

是非、短期間でも良いので、経営トップの方、部下をたくさんお持ちのリーダーの方などは、一度、コーチングを受けられることをお薦め致します。

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