今日の日本経済新聞朝刊の「春秋」欄に心の体調を崩すと、人間の脳は外界とかかわりを絶つように出来ているらしい・・・と書かれている。
思考の矢印が内側ばかりを向き、出口のない自己批判もうずまくらしい。
ところが、そんな時でも世の中動いているのである。
今の日本は、自分自身のことを考えるのに精一杯のようだ。
「中国は何を考えているのか。欧州の視線はどうか。東南アジアの友情は変わらないか。深呼吸をして、周囲の顔を眺めたい」と春秋欄は結ばれている。
行き詰ったり、一つのことにあまりにも熱中し過ぎると、思考回路がそのことのみとなってしまう。確かに深呼吸をして、対極的に物事を見て見ることを忘れてはならないと思う。
特に今のビジネスの状況は、明るい話題がほとんどないから、なお更だ。
弊社もなかなか大変な時期を迎えているように思う。
このようにちょっと落ち込みかけた時、私はなるべく人と会うことにしている。
今日も懐かしい顔とランチタイムを一緒に過ごした。
一時は、かなり落ち込んでいたその顔の持ち主も、今日1年半ぶりにお目にかかったら、自分の歩く方向が見つけられたようで、とても明るい顔をしていた。
まだまだ若いビジネスマンの彼の顔を食事をしながら頼もしく眺めていた。これからも、いろいろなことがあると思うけれど、頑張ってほしい。
「応援したい」と思わせる顔をしていた。